こんにちは!BEAUTICIMO編集部です!温泉に入浴した際に「美白効果があった」「肌の調子が良くなった」と感じたことはありませんか?温泉成分が美白に良い効果をもたらしていると感じていても、実際に温泉にはどのような成分が配合されているのか、どのような効果によって肌が整っているのか分からないという人も多いです。そこで、美白に効果がある温泉の成分や、おすすめの温泉6つを紹介します。
温泉に美白効果が期待できる理由とは
温泉にはどのような効果があるのか、温泉の成分ごとの役割や肌質が変化する仕組みについて詳しく紹介します。
温泉の成分ごとに役割がある
温泉の中に配合されている成分の量ごとに、温泉は10種類に分類できます。温泉の種類それぞれに、「美白に効果的」「血行促進に効果的」というように異なった特徴があります。化粧水・乳液・保湿・クレンジング効果など、温泉成分には様々な役割があります。
例えば、炭酸水素温泉は肌に蓄積している古い角質と皮脂を柔らかくして汚れを落とす「クレンジング効果」が期待できる温泉です。当然、オイルは入っていませんが、石鹸にも似た役割を果たします。肌表面が滑らかになるので、美白効果だけではなく透明感のある肌質に変化する効果が期待できるでしょう。
硫酸泉は肌に水分を浸透させ、潤いを与える化粧水の役割を果たす温泉です。
塩化物泉は温泉水の中に塩分が入っています。肌表面の脂質やタンパク質が温泉の成分と反応することによって、肌の表面に塩分でできた膜が生成され、汗腺が塞がれます。汗腺が塞がれることで汗が蒸発しにくくなり、保湿や保温効果が期待でき、しっとりとした肌になることが特徴です。
ph値によって肌質が変化をする
人間の肌は弱酸性の性質があり、pHは4.5~6です。表面に汚れが蓄積すると、弱酸性から酸性に変化しますが、弱アルカリ性の性質を持つ温泉に入ることによって、蓄積した汚れが中和されます。肌質を変化させるためには、温泉の性質が酸性かアルカリ性かをチェックすることが大切です。
酸性(ph6以下)の温泉は殺菌効果やピーリング効果が期待でき、つるつるとした肌に変化します。成分が強いものから弱いもの、中性のものまであるため、自分が得たい効果に合わせてpH値をチェックしましょう。
アルカリ性(pH7.5以上)の温泉は、肌に刺激を与えにくい温泉であり、石鹸と同じ役割を果たし、肌に付着している皮脂を溶かすことで滑らかな肌に変化する効果が期待できます。酸性の温泉同様に強弱があるのでpH値を確認してから入浴しましょう。
美白効果が期待できる温泉成分5つ
温泉は有害なミネラルや老廃物の排出を促進するうえに、肌に付着することによって直接皮膚に作用することが特徴です。特におすすめの温泉成分を5つ紹介します。
美白成分①ミョウバン
湯の花として知られるミョウバンが入った温泉に入浴すると、肌の表面が滑らかになる効果が期待できます。メイクのりが悪い、毛穴が目立ち、肌がくすんで見えるという場合には、ミョウバンが含まれている温泉に入って老廃物や角質を柔らかくして除去する方法がおすすめです。
美白成分②石膏泉
美白効果が期待できる温泉は、全国各地にあります。肌がくすんだり黒く見えたりする理由は、アミノ酸の一種チロシンが酸化し、メラニンが生成されることが原因ですが、石膏泉は様々な化学変化を抑制する効果が期待できるため美白にも効果的だといわれています。しかし、肌の色は遺伝子や紫外線に当たっている時間など様々な要因で変化するので、温泉だけで美白効果を得られるのかどうかについては現在研究段階であることを認識しておきましょう。
美白成分③硫黄泉
硫黄泉はメラニンの分解を促進する効果が期待できることから、「シミ抜き温泉」「シミ予防の温泉」ともいわれています。硫黄泉には2つの種類があり、単純硫黄泉と硫化水素型に分かれています。単純硫黄泉は殺菌作用や解毒作用が期待でき、薄いグリーンの色が付いていることが多いです。
空気に触れることによって 白色の沈殿物が生成されます。硫化水素型とは、乳白色の温泉であり硫化水素ガスが血流を良くする、代謝を促進することによって、便秘の解消にも効果が期待できることが魅力です。
美白成分④酸性泉
酸性泉は、肌のキメを整える効果やくすみ対策の効果が期待でき、古い角質を除去するピーリング作用に優れているため高い美白効果が期待できます。肌を引き締める収れん作用や、肌のキメを整える作用があるとして、女性に人気の温泉です。酸性度が高い温泉で刺激があるため、敏感肌や乾燥肌、アトピー肌の人は注意しましょう。
美白成分⑤ファンゴ
より高い温泉の美白効果を得たい場合には、温泉の泥を使用する方法が有効です。ファンゴと呼ばれる温泉の泥は、温泉地で採取された泥と温泉水を使って熟成させたペーストを体に塗って使用します。1回につき10kg程度の温泉泥を使用するため、温泉の有効成分を直接皮膚から吸収することが可能です。
近年、日本各地のオリジナルの天然温泉泥も発売されており、コスメにも利用されているので、温泉に足を運ぶのが難しいという場合にはファンゴのコスメを使ったり施術を受けたりする方法も良いでしょう。
美白を目指す人におすすめ!美人の湯と美肌の湯6選
美白効果を得たり乾燥を予防したりといった、スキンケアに最適な温泉は日本各地にありますが、特に「日本三大美人の湯」「日本三大美肌の湯」と呼ばれる温泉は女性から人気を集めています。三大美人の湯と三大美肌の湯それぞれの温泉の特徴についてチェックしておきましょう。
美白温泉①龍神温泉
「化粧水は使わなくても良い」ともいわれるほど、保湿効果が高いナトリウム炭酸水素温泉のお湯であることが特徴です。龍神温泉は広い露天風呂と内湯がある温泉宿であり、日帰り入浴も可能であるため、気軽に温泉の美白効果を得られることが魅力です。
美白温泉②川中温泉
川中温泉は、雁ヶ沢川から湧き出している温泉です。お湯の温度は34.6度と比較的ぬるいので、時間をかけて入浴したい人に最適であり、1回の入浴は30分~1時間程度がおすすめだといわれています。美白効果のほか、特に肌荒れに効果が期待でき、なめらかな肌質に変化する効果が期待できることが特徴です。新陳代謝を向上させる硫酸カルシウムが含まれている石膏泉といわれる種類の温泉であり、高い美白効果が期待できます。石膏泉のほか、肌の酸化を抑制する硫黄や硫化水素も含まれていることが特徴です。
美白温泉③湯の川温泉
湯の川温泉は源泉掛け流し風呂であり、温泉の効果を充分に得たいという人には最適です。ただし、日帰り入浴はできないため宿泊する必要があります。
美白温泉④嬉野温泉
中央温泉研究所と著名な温泉評論家が、「肌に良い温泉」に認定した美肌の湯の1つです。ナトリウムが多く、含まれている重曹泉が古くなった角質を柔らかくすることで美肌効果が期待できます。姫市の温泉の中でも大正屋は老舗であり、日帰り入浴できることが魅力です。宿泊することによって、宿泊者専用の温泉も利用できるうえに、他の温泉宿の入浴できます。
美白温泉⑤斐乃上温泉
斐乃上温泉はアルカリ性単純泉であり、若干とろみがあって肌触りが柔らかく、お風呂上がりはスベスベの肌になるとして高評価を得ています。大浴場はガラス貼りで窓が大きく、自然豊かな景色を楽しみながら入浴できることが魅力です。日帰り入浴できるので、気軽に足を運べます。
美白温泉⑥喜連川温泉
喜連川温泉は塩分・鉄分といった成分が含まれている弱アルカリ性の温泉であり、非常に質が良いと口コミで評判が広がり、注目を集めています。喜連川温泉がある「かんぽの宿」はテニスコートやゴルフ場といった施設もあるので、体を動かしてから温泉に浸かり、疲れを癒すのも良いでしょう。
まとめ:肌の悩みに合わせて美白成分をチェックしよう
日本各地にある温泉は、それぞれ性質や成分に特徴があります。美白効果を得たいと一言でいっても、くすみが気になるのか、毛穴が目立っているのか、悩みは人それぞれ異なるものです。どのような「美白」効果を得たいのかを明確にしたうえで成分をチェックし、自分が求める美白効果が期待できる温泉を選びましょう。